鳥居・探勝:岩手県編 |
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丹内山神社一ノ鳥居 |
場 所 | ・岩手県花巻市東和町鷹巣堂 |
建築年 | ・嘉永元年=1848年 |
種 類 | ・両部鳥居 |
材 質 | ・木製 |
形 状 | ・高さ約6m、笠木幅約8.8m |
文化財 | ・花巻市指定文化財 |
備 考 |
丹内山神社:由来・歴史・概要
・丹内山神社が何時頃開創されたのかは判りませんが、境内にアラハバキ神(縄文の神?)とされる巨岩が祭られている事から古代人の自然崇拝の対象になったと思われます。巨石は胎内石と呼ばれ、壁面に触れないで潜り抜けられると安産に御利益があると信じられています。
大同年間に当地を訪れた坂上田村麻呂(征夷大将軍)は霊験の高さに感じ入り社殿を改築し、貞和年間には弘法大師、空海の弟子である日弘が不動堂を設け不動明王を勧請し神仏習合の形態が始まっています。 平安時代後期になると奥州藤原氏が庇護し、中世は領主である小原氏、江戸時代には盛岡藩主南部家が篤く帰依しています。 本殿は文化7年に造営された建物で木造平屋建て、入母屋、銅板葺き、平入、桁行3間、梁間3間、外壁や脇障子に精緻な彫刻が施されています。丹内山神社本殿は岩手県指定文化財に指定されています。
丹内山神社:付近地図(古地図風)
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旧千葉家住宅稲荷社(附:鳥居) |
場 所 | ・岩手県遠野市綾織町上綾織1地割14 |
建築年 | ・− |
種 類 | ・明神鳥居 |
材 質 | ・石造 |
形 状 | ・− |
文化財 | ・附:国指定重要文化財 |
備 考 |
旧千葉家住宅稲荷社(附:鳥居):由来・歴史・概要
・千葉家住宅稲荷社は屋敷内の石蔵奥の山腹に鎮座している神社で、当家屋敷の鎮守社だったと思われます。
石鳥居は社殿から一段下がった参道に位置し、個人の邸宅の鎮守社としてはかなり立派な事から千葉家の繁栄ぶりが窺えます。 千葉家は元々武士だった家柄で、鎌倉時代初期に源頼朝に従い奥州合戦に従軍し功績を挙げ、有力御家人となった千葉氏の傍流されます。 戦国時代には領主である葛西家の家臣大原氏に仕えていましたが、豊臣秀吉による奥州仕置きにより葛西家は没落した為、千葉家は当地に帰農したそうです。 江戸時代には当村の肝煎等の要職を歴任し遠野南部家からは20石取の士分として取立てられていました。 屋敷内には当時の建物が数多く残され、多くが国指定重要文化財に指定されています。
旧千葉家住宅:付近地図(古地図風)
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達谷窟毘沙門堂:壱之鳥居 |
場 所 | ・岩手県西磐井郡平泉町平泉字北澤 |
建築年 | ・江戸時代 |
種 類 | ・明神鳥居 |
材 質 | ・石造(達谷石) |
製作者 | ・達谷村石工:ひこじうらう、とくぢ、せいのじゃう |
文化財 | ・国指定史跡 |
備 考 |
達谷窟毘沙門堂:由来・歴史・概要
・達谷窟毘沙門堂は延暦20年に坂上田村麻呂が当地を達谷窟を本拠地としていた悪路王を征伐した際に開創したと伝わる御堂です。
天正年間の兵火により大きな被害を受け衰微しましたが、慶長20年に仙台藩初代藩主伊達政宗が堂宇の再建を行い再興しています。 明治時代以前は神仏集合していた名残で、境内正面から3基の鳥居が建立されており「一之鳥居ハ石之鳥居、二之鳥居ハ丹之鳥居、三之鳥居ハ杉之鳥居」と称されていました。 境内一円は貴重な事から国指定史跡に指定されています。 達谷窟毘沙門堂:関係動画
達谷窟毘沙門堂:境内画像
達谷窟毘沙門堂:付近地図(古地図風)
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